Flexible Perfect Body協会です。
今週の症例報告になります。
よろしくお願いします!
前回は、R4.10/1に報告した方です。
60代女性
右被殻出血
左片麻痺
車椅子生活
外出先から帰ってきた際に、屋内用の車椅子に移乗する時の動作維持を図っている。
BRS上下肢Ⅳ
左下肢に常時痺れあり
非麻痺側の手すりを利用した歩行練習を行っており、恐怖心から左下肢への荷重がなく、非麻痺側下肢の振り出しが小刻みになっている。
左下肢の振り出しも正常に比べると不十分で歩幅が狭い。
2、3mの移動に5〜10分かかる。
治療前
麻痺側下肢の振り出す前に、麻痺側大腿前面や麻痺側下腿前面が緊張亢進して、円滑な振り出しに時間を要する。
治療 時間15分
麻痺側大腿直筋、麻痺側内側広筋、麻痺側前脛骨筋、麻痺側長腓骨筋、麻痺側腓腹筋をリリーブ
(リリーブとは当協会独自のリリース方法です。)
治療後
麻痺側大腿前面や麻痺側下腿前面の筋緊張亢進が緩和し、麻痺側の振り出しが円滑になった。
麻痺側遊脚期に麻痺側膝関節の屈曲動作が見られた。
筋膜の癒着をリリーブすることで、筋膜の伸張性が向上します。その結果、癒着方向に引っ張られていた力が消えて、内部の筋線維の張力も低下します。
すると、治療前よりも、適切な筋緊張に近い状態で随意運動が行えるようになったため、動作に変化が見られたのだと思います。
今後も、動作、痺れや痛みを改善させてADL向上を目指します。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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